男子バスケットボール部大会結果報告(選手権全道)

ウインターカップ2025が終了しました!

大会名:第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会 北海道予選会(ウインターカップ2025)
日程:令和7年11月7日(金)~9日(日)
会場:室蘭市・伊達市


 上記日程でウィンターカップ全道大会が行われました。結果はベスト8でした。ベスト4を目標に1戦1戦を大事に戦い、3年生9人の3年間の集大成を見ることができた大会でした。
 1回戦の苫小牧中央高校との試合は全員出場することができ、85対60で勝利しました。相手のプレスに苦戦する場面もありましたが、落ち着いて最後まで戦うことができました。
 2回戦は札幌工業高校、個人能力の高い、札幌地区の3位のチームです。スカウティングしたことを伝え、それをよく遂行してくれたと思います。最後は追い上げに合いましたが、落ち着いて勝ち切ってくれました。80対68で勝利しました。

 2日目、3回戦は北海道栄高校です。留学生を擁する、今大会の準優勝チームとの対戦でした。2メートルを超える留学生を相手にすることは並大抵のことではありません。しかし、3年生は本当によく戦ってくれました。大会を通して成長していることを実感しました。普段見たことのないプレーを連発して会場を沸かせていました。
 結果は81対88で敗れましたが、残り2分43秒で3点リードしており、最後までどちらが勝つかわからない試合となりました。3年生の底力を感じた試合です。試合に出ていた5人のうち1人以外は試合経験のない選手です。2人は中学校からバスケットボールを始めたインサイドの選手。1人は管外から来てくれた試合経験の少ないシューター、日の目を浴びたことのない選手。キャプテンは新チームになってからも出場時間の短い選手でした。1人はこの試合で49得点したオフェンスマシーンですが、何度もぶつかってきた選手です。最後はエースとして目標としていた北海道No.1のスコアラーとなったと思います。

 今年の3年生は試合経験の少ない自信のない選手たちでした。それが全国大会に出場する、留学生のいるチームにこれだけ戦えたことは信じられないことです。
 普段の練習に対する取り組み方から何度も指導しました。戦術もいろんなことを教えました。彼らはそれを貪欲に吸収し、遂行できるようになり、最後の試合中には私が言わなくても「先生に言われたことを最後までやり通すんだ」とお互い声をかけ続けていました。とてつもなく成長したと思います。高校生の力は計り知れないなと感じました。だからこそ勝ちたかった試合でした。
 また、彼ら5人だけが素晴らしかったわけではなく、チームとして戦ってきたことが今回の試合に結びついたのだと思います。今回の大会、3年生で唯一試合に出られない選手がいました。その選手は朝練も自主練も真面目に、朝早く夜遅くまで、自分の課題に向き合い練習に取り組んでいました。ほかにもユニフォームはもらっていても最後の試合に出られなかった3年生もいました。その中でも出ている5人を全力で応援し、声をかけ続けてくれた選手がいたからこそ力を発揮できたのだと思います。ベンチでも応援席でも指示が聞こえないくらいの大声でした。普段の練習でも先輩後輩関係なく、一生懸命に練習に取り組んできました。その日々があったからこそ試合に出ていた5人は力を発揮できたのだと思います。観戦している方からも「チーム全員で戦っていましたね」と言われました。この大会に向けて3年生9人の力が結集された集大成を見せてもらいました。
 今回の大会にもたくさんのOB、保護者の方が駆けつけてくれました。差し入れもたくさんいただき、応援してくださり、勇気をもらいました。「感動した」「刺激を受けた」「本当に良い試合だった」そういった声をたくさんいただき、選手たちの努力の賜物だと感じました。
3年生お疲れ様でした。応援ありがとうございました!
 全道大会が終わり、新チームの練習がスタートしています。昨日の練習に、引退した3年生が4名普通に練習に参加していました。その中には大学でバスケを続けていくわけではない3年生が3名いました。彼らは練習終わり、1・2年生がラントレーニングをしているときに道具の片付けをしてくれたり、アイシングやボトルの準備をしてくれたり、洗濯に行ってくれたりしていました。普通のことではないと思います。ずっと自分の時間を犠牲にして部活をしてきたのですから、引退し遊びたい年ごろだと思います。ですが後輩たちのために動いてくれる3年生を見て、伝統は受け継がれていると感じました。試合結果だけでなく、人として成長していくことができるのが本校男子バスケットボール部だと思っています。


<大会結果>

2025年11月18日|部活動のカテゴリー:男子バスケットボール部